Story

1920年、春。グランサム伯爵一家は、メアリーとマシューの結婚式の準備に追われていた。そんな中、ロバートは弁護士から衝撃的な知らせを受け、家族には黙ってロンドンへ出向く。屋敷の存続の危機に直面したロバートは、挙式すら不可能かもしれないとひとり動揺する。その頃、マシューのもとに思いがけない通知が舞い込む。亡くなったかつての婚約者ラビニアに関わるもので、マシューは挙式を前にして複雑な思いに駆られるのだった。

シビルとトムが旅費の援助を受けて久々に屋敷に戻ってくる一方で、イーディスは再会したストラランと急接近する。使用人たちもまた、結婚式の準備で人手が足りずにぴりぴりしていた。カーソンは多忙を極める中で新人を教育することに難色を示すが、オブライエンはコーラに頼んで甥のアルフレッドを新しい下僕として雇ってもらうことに成功する。

メイドのアンナは、故意の殺人で有罪となり収監されている夫ベイツのもとへ面会に通い、なんとかして冤罪を証明しようと気丈に振る舞う。やがて、結婚式に列席するためにコーラの母マーサがアメリカから到着し、バイオレットと丁々発止の舌戦を展開するが…。