1949年8月17日、カイロ生まれ。外交官の父がエジプトに赴任していた時に生まれた。イギリス人。本名はジュリアン・アレキサンダー・キッチナー=フェローズ。
俳優、小説家、映画監督、脚本家という多才な肩書を持つ。また、男爵の爵位を持ち、貴族院の議員でもある。ルイ・マル監督作『ダメージ』(1992)に出演するなど俳優として活躍していたが、脚本家としていくつかのTV映画を手掛けたのち、英国貴族の大邸宅を舞台にしたロバート・アルトマン監督作品『ゴスフォード・パーク』(2001)で、アカデミー賞®オリジナル脚本賞を受賞。同映画の中でマギー・スミスが演じたコンスタンス・トレンサム伯爵夫人は、ジュリアンの大叔母がモデルとのこと。その後、アンジェリーナ・ジョリー&ジョニー・デップ共演『ツーリスト』(2010)、ITVのTV映画「タイタニック 愛と偽りの航海」(2012)などの脚本を担当した。
「ダウントン・アビー」は、プロデューサーのギャレス・ニームがジュリアにドラマの共同企画の話を持ちかけたことから生まれた。同作で、2011年エミー賞脚本賞を受賞している。
共同製作総指揮
ギャレス・ニーム(右)とともに