立場や世間体、それぞれが抱える問題が邪魔してすれ違ってばかりですが、ユーモアのセンスや少し意地っ張りな性格など、実は“似た者同士”なところも垣間見える2人。いつか、きちんと向き合って本当の気持ちを伝え合い、幸せになることができるのでしょうか。

2人が結婚したのは愛があったからだけではありませんでした。けれども長く連れ添い、3人の娘を授かった今、2人は熟年の夫婦という絆で結ばれています。伯爵夫妻が次に取りかかるのは娘たちの結婚という大問題。名家を守ろうと立ち向かう夫婦の姿が見どころです。

嫁姑は諍いが絶えなくて当たり前!?とはいえ、それが名家ともなると少々様子が異なるようです。家の財産を守る女として休戦協定を結んだ義母バイオレットと嫁のコーラ。思う所はあれど、背に腹は変えられずに一致団結です。実は彼女たちが最強コンビかもしれません！

ダウントニアンの皆さんなら誰もが、「この2人には幸せになってほしい！」と思うのではないでしょうか。自らの抱える問題で苦悩するベイツ、そんな彼を一途に愛し抜くアンナ。万事控えめで忍耐強く、そして芯の通った生き方を選択する2人の幸せを願ってやみません！

同年輩の仕事仲間で、使用人を監督する立場の2人は、自分の仕事に誇りを持って日々働いています。使用人と貴族、両方の間に立ってこの大きな邸を動かす苦労は並大抵ではないでしょう。時に若い使用人たちの両親のように、厳しくも温かく指導し、そっと見守ります。

ガミガミ屋の料理長パットモア、彼女を一生懸命助けて働く年若いデイジー。みんなのお腹を満たす大切な台所を担当するこの2人は、上司と部下というよりはまるで母娘のよう。どちらかが苦境に陥れば必ず助けの手を差し伸べます。でもそれがトラブルの種に!?

悪巧みならなんでもお任せ、“ダウントン・アビー”に巣食う腹黒コンビ。伯爵から厚い信頼を寄せられているベイツにあの手この手で嫌がらせやイジメを繰り返しているにもかかわらず、なかなか成功しないのはなぜ？失敗しては「ぐぬぬ…」となるシーンはスカっとします！

デイジーが好きでしようがない下僕のウィリアムと、そんな彼の猛プッシュにあまり乗り気でないデイジー。ところが2人の運命を戦争が大きく変えてしまうのでした…。使用人たちの中でも年若い2人のエピソードはまさかの展開に誰もが涙。心に残るベスト・コンビです。

毎日忙しく働くメイドにだってささやかな夢はあります。けれど、当時の社会ではまだそれは大きく立ちはだかる壁。夢に向かって頑張るグエン、そんなグエンの秘密を誰にも漏らさず優しく見守るアンナ。同じ立場だからこそわかる相手の気持ち。良いコンビですよね。

“ダウントン・アビー”直属の使用人ではありませんが、トラブルの種が尽きず、使用人の入れ替わりの激しい邸で、実はなくてはならない人たち。ピリピリした空気が充満する邸に彼らが手伝いに訪れると、そこにはちょっとした笑いも広がります。ちょっと通好みなコンビ？

アフリカ従軍時にロバートの従卒だったのがベイツ。以来2人は深い信頼と友情で結ばれているようです。時に寡黙過ぎるベイツの行動にロバートが誤解し、判断を誤ることもありますが、お互いを心の底から尊敬し、認めあっていることが様々なシーンから読み取れます。

少し歪んだ心根のオブライエンが憎みながらも尽くしているのが奥様のコーラ。オブライエンが使用人たちの噂話からお邸の問題についてまでお耳に入れればコーラも疑うことなく信じてしまいます。愛と憎しみの間で揺れるオブライエン、彼女の本当の気持ちは？

まだまだ気になります、2人の行方！片や大貴族のご令嬢、片や社会主義に傾倒するお抱え運転手。世が世なら絶対にあってはならない、身分違いもはなはだしい状況。シビルの大胆さにはお姉様たちもてんやわんやです。さて2人の未来はどうなっていくのでしょうか。

プライドが高く、弱みを見せないメアリーですが、実は何でも話せるメイド長アンナの他に、涙を見せる相手がいるのです。それはメアリーが生まれたときから彼女を見てきた執事のカーソン。カーソンもメアリーが一番のお嬢様。カーソンに頭を「よしよし」されたいですね！