執事・従者・下僕!!

2014年5月14日

DA.1084.jpg

執事は使用人たちのお父さん!

 

日本のダウントニアンの皆様!
今日は“貴族の館で働く男性”の役割をご紹介します!
 
というのも、第1話には
貴族のお世話をする男性の肩書きとして、
『執事・従者・下僕』という3種が登場しました。
同じお世話係でも、肩書きで仕事内容が大きく異なります。
 
まず執事。ダウントン・アビーの執事はカーソンです。
DA.0335.jpg
執事は家事使用人の中でも最上級の職種の一つ。
男性使用人の統括や、雇用と解雇に関する責任と権限を持つ重要な職です。
つまりカーソンは全使用人の長として使用人たちをまとめあげ、
主人たるグランサム伯爵家全体の生活が滞りなく進むように気を配るのです。
 
次に、従者。
DA.1081.jpg
従者は、主人(男性)の身辺の世話をする役職です。
第1話ではトーマスが新任のベイツに仕事の説明をしていましたが、
膨大な衣類の管理、伯爵が毎日着る服やアクセサリーの選択から正しい着付けのノウハウ、
また旅行の際は荷造りから荷物持ち、そして給仕と、
主人の身の回りにまつわる、こまごまとしたお世話をします。
足が悪いベイツは懸命に仕事をしようとしますが、かなり無理もある様子ですね。
 
 
そして、見目麗しいお仕着せに身を包む若い下僕たち!
DA.0909.jpg
トーマス(右)は第一下僕、ウィリアム(左)は第二下僕です。
貴族にとって、下僕を持つ事は贅沢なこと。
彼らは「見せる」存在でもあり、外見もよく、未婚であることが条件です。
お客様の応対、食卓では給仕を行い、銀食器の手入れも仕事の一つ。
ちなみに執事に昇格するためには、この下僕をつとめあげないといけないそうです。
 
 
使用人を監督し、失態をおかさないように気を配る執事。
当主を完璧に補佐する従者。
家事や給仕、来客の応対などでこまごまと忙しい下僕。
 
貴族の生活を円滑に回していくのは、とてもタイヘン!
彼らがいないと、貴族の生活は成り立たないのですね。
 
第2回からは、そんな彼らの仕事の悩みや
雇う側の貴族からの視点にもぜひご着目ください!
次回もどうぞお観逃しなく!